私達は籍を入れていないので、厳密に言うと「国際結婚」ではないんだけど、もう一緒に暮らして4年くらいたつから、便宜上そういう言い方をさせてもらいます!

国際再婚家庭の言語の問題!

再婚国際結婚的な我が家のコミュニケーション言語は今の所こんな感じです。日本語 英語 カタコト日本語or英語 こういう時は何の問題もなさそうですが

身体を使って遊ぶのはいいんだよねー。

まーちゃんが何か少し複雑なことを伝えたい時は「だからぁ……それでそのカードを出した人が…」「??」お互いストレスが溜まっていそうです。「ああああああもうっなんでわかってくれないのおっ」「ハイお前言い方〜」「彼は何て言ってるの!?」「あのネ…」

言いたいことが複雑かすると、ミスコミュニケーションによりお互い溜まるストレス…。

だけど私がイギニョの日本語習得が遅々としていることに腹を立てている時には…「もうっ日本語のことでまたイギニョと喧嘩した。いっつも本人は頑張ってるって言うけどさー私から見ると全然進歩が…」プンプン「あのね母ちゃんイギニョはイギニョのペースでやりたいんだよ。それを無理に急かされたら母ちゃんだったらイヤでしょ?それに僕も英語がんばるからさ」「おい妙に大人だな私の離婚のせいかそうかすまん」

私の離婚のせいで精神的に成熟してしまったまーちゃん。

んで次男ゆっちゃんに至ってはまだ日本語すら不自由なわけですたそのくせたまに「オウマイガッ!」とか言ってるのが笑えます。そしてまーちゃんの日本語までもがカタコトになってるのがまたウケる今日この頃「それでねコレがまーちゃんがピューっね?オーケイ?」「君はふつうに喋ってくれ!」

それぞれの母国語と使用言語

  • イギニョ…母国語はブラジルポルトガル語。(本家ポルトガルのポルトガル語とブラジルポルトガル語は単語とか言い回しとか微妙に異なるのだ!)家庭での使用言語は、私とは英語。子ども達とはカタコトの日本語。
  • 私…母国語日本語。イギニョとは英語、子ども達とは日本語を使用。
  • 子ども達…母国語日本語。使用言語日本語のみ。英語はまだ習っていない。イギニョに教わってポルトガル語で数を数えられるくらい。

私とイギニョは出会った時から英語でコミュニケーションを取っていて、お互い全然ネイティブレベルとかじゃないし、たまに「これなんて言うの?」っていう時はあるけど、わからない単語は都度調べたりして(ありがとうGoogle翻訳)、特に支障はない感じ。

子どもの成長と共に複雑化する日本語に…

現在9歳になった我が家の長男まーちゃんはおしゃべりが大好きで、学校であったこと、友達と遊んだこと、お稽古で習ったこと、ゲームやYoutubeのことなんでも際限なく喋ってくるんだけど、最近その相手はもっぱら私。イギニョだと複雑なことを日本語で話しかけてもあまり理解してもらえないので、ゲームのやり方とか、実際にやって示してもらえるようなことだけ質問したりしている。

私としては、言語のせいでまーちゃんがイギニョに話せないことを話せなくて会話量が減ってしまうことはすごく寂しいし避けるべきことと思ってる…んだけど、イギニョは来日して5年たつけど未だカタコトという有り様。(仕事も英語だし、いかんせん社畜だから仕方ない部分はあるんだけどね)なので彼の日本語習得を待つよりは、子ども達が英語を喋れるようになる方がもはや早いので、もうイギニョに日本語学習をプッシュするのは諦めた。喧嘩になるだけだし!

国際再婚家庭あるある?子どもの日本語カタコト化

まーちゃんが5歳くらいのときに見られた、「イギニョと話すときは日本語カタコト化」現象(笑)。イギニョがカタコトの日本語なので、その言い方を真似すればイギニョに伝わると思っていたらしい。たとえば

「あのー、まーちゃん、ね、さいしょ、ゲームプレイ、するネ。あとでー、イギニョ、プレイね。オーケイィ!?」

ってな感じで、滑稽で可愛くてくそ笑えたんだけど、子ども達は家庭内で唯一イギニョに日本語で話しかける貴重な存在なので、都度「正しい日本語で喋って!イギニョの日本語の勉強にならないよ!」とたしなめていたため、そのうち直った。

しかしその4年後。5歳になったゆっちゃんに全く同じ現象が起きているのだ!

カタコト化するとおのずと喋り方がゆっくりになって、単語一つ一つがクリアになるので、たしかに伝わりやすい。どうにか自分の言語で相手に言いたいことを伝えようと工夫する子ども達の姿勢は、すぐめんどくさくなって「あー、いい、いい、もういい!」ってなっちゃう私は見習わなくちゃなと思った…。

私とイギニョの英語レベルは?

ブラジルに旅行した時に感じたことだが、実はブラジル人の英語レベルは、日本人のそれよりよっぽど低い。ショッピングモールでもファストフード店でも、簡単な英語もまるで通じない。学校でも11歳から17歳の6年間学校で英語を教えるらしいが、いかんせん公立の学校は教育の質が低いらしく、一般人には浸透していないのが実情のよう。

イギニョがどうして英語を習得しかたというと、なにをかくそうそれは…

フレンズ 

をただただ観ていて習得したらしい(笑)。音楽が好きで、ティーンの頃からUKロックやアメリカのミュージシャンの音楽もよく聴いていたらしいので、その影響もあったのかも。

ただほとんどが耳コピで、単語は私の比にならないくらい知ってるけど、文法等が身についているわけじゃないので、間違った言い回しも多い。本人いわく「サバイバルイングリッシュ」なのだそうで、コミュニケーションや仕事で使う分には支障ないとのこと。(でも私は文法ファーストの日本人だから、be動詞の活用が間違ってるのとかめっちゃ気になるんだよ!)

私はというと、中高私立一貫校(偏差値は低め★)で習ったのと、あと元CAさんの友達のお母さんに個人的に習っていたくらいで、嫌いじゃなかったし得意科目ではあったけど、高校卒業後はまったく触れてこなかったので、イギニョと出会った頃は単語を調べてばっかりいた。

イギニョと付き合って2年くらい経った頃、「私結構いま英語喋れるんじゃね??」と思い立ち、TOEICを受けてみたら、結果は730。微妙(笑)。未だに英語での言い回しがわからなくてヤキモキする時がある…。ネイティブ並みに喋れるなって口喧嘩でイギニョを言い負かせたい…。(←いつも論破されがち笑)

お互い英語が母国語でないイギニョと私の英語学習法

イギニョは仕事関係の調べ物や、ニュース等も英語サイトを見ているらしい。YouTubeでおもしろ動画とか観るのも英語のものを観てる模様。なにより職場のコミュニケーションがほぼ英語なので(日本企業だけど従業員は多国籍)、英語のアウトプットの機会が多い。

私もたまにBBCやCNNのニュースアプリ見たり、インスタでエレン・ショウフォローして動画観たり、podcastでバイリンガルニュース聴いたり、あとたまにカフェトークなどのオンラインレッスンを受けてみたりと、非常にゆるーくゆるーく学習している。(もう大人なので、猛烈にやるより、飽きない程度にとにかく継続するのが大事!)

どうする我が家の子ども達の英語教育?

我が家の場合は、「良い大学行くために!」「良い企業に入るために!」より前にまず、家族とのコミュニケーションのために英語は習得せねばならない状況。とはいえ、私個人としては(賛否両論あるにせよ)「日本人たるもの、まずは日本語習得から!」という考えなので、特に言葉がまだつたない5歳児ゆっちゃんに、英語をプッシュするとかえって混乱を招いてどちらの語学習得もむしろ遅れるのではという懸念のため、特に英語を習わせていない。(もちろん本人に、『これ英語でなんていうの?』と聞かれたらその都度教えてあげる。)

小4になったまーちゃんに関しては、徐々に公立小学校でも英語の授業が始まるため、また、彼はすでに日本語を流暢に使っているので、そろそろ始め時かなと思っている。

昨今は、幼少期から英語教育を受けるのが一般的になりつつあるみたいだけど、私の世代は帰国子女等を除いて、ほとんどは中学校からABCを習って、それで流暢に話せるようになった人間がゴマンといるので、個人的には「べつにあせらなくてよくね?」と思っている。

小4まーちゃんに試しはじめている英語学習方はこんな感じ。

  • 前述のカフェトークなどのオンラインレッスン(以前外国人の先生のレッスンでかなりビビっていたので、次回は日本語の優しそうな先生でトライしてみるつもり)
  • 洋画を英語オーディオ、日本語字幕でみせる(家の大人たちのいいかげん英語じゃなくて、ネイティブの英語に耳を慣らす)
  • UNO、トランプなどのカードゲームを、ゲーム中英語しばりでやってみる(take2!とかit's your turn!とか簡単なものからでいいよね。ゲーム中使う言葉って子ども達すぐ覚えるから)

とにかく諦めず気長に!語学を嫌いにならないこと!

私の夢はいつか、子ども達が人生の岐路に立ったときのいろんな相談を私じゃなく、イギニョに英語でしてくれること…。人間的に未熟な私からだけじゃなく、困難な人生だからこそ得たものがいっぱいあるイギニョから、人生に必要なことを学んでほしいんだよなー。

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