イギニョの、子どもがちょっと外で迷子になった時の危機感が半端ないはなし。
この他にも、
・夜7〜8時くらいに外を歩いているだけで
「ブラジルじゃこの時間に外歩けないよ笑」と言われる。
どゆこと?ねえ、どゆこと??19時だよ!??
日本の塾通いする小学生達は21時すぎに1人で帰宅したりしてますけども!??
・スタバとかでスマホやバッグを置いて席を取っておくとき、「日本だからできるよね笑」とわれる。スマホはどこでも高いけど、特にブラジルでは感覚的に日本の何倍もするんだそうで、盗って売ったら相当な金額になるので、街でスマホいじりながら歩いてたりなんかしたらまず強奪されるらしい。
・電車の中で熟睡しているサラリーマンや、新宿なんかで酔っ払って道端で寝ちゃってる女の子なんか見ると、「これでトラブルに巻き込まれないのなんて日本ぐらいだよ」と言われる…。
「いやいやいや…ブラジルの治安ってなんなん?」って言いたくなるような映画がこちら!
ブラジル映画の名作、「セントラル・ステーション」。
臓器売買のお話が出てくる…。
あと、学生の時に映画館に観に行って衝撃をつけたのが「シティ・オブ・ゴッド」。
ブラジルはリオデジャネイロのファヴェーラ(スラム街)のお話。
人がゴミのように撃たれて死んでいく…。 うえーぬ、うえーぬ。
これを見た時はまさか、自分が将来ブラジルに旅行するなんて思ってもみなかったな。
貧富の差ゆえ犯罪の絶えないブラジルだけど、人自体はとってもあったかいのだ。
にこやかだし、情が厚くて、引くくらいスキンシップとってくる。
メーカーの海外営業をしている妹などは、東日本大震災のあとにブラジル出張に行ったら、どこに行っても
「地震は大丈夫だったか?津波は?
家族が大丈夫だったか?
友達は全員無事か?」
と誰もが声をかけてくれて、無事だったよというと(初対面なのに)家族のように喜んでくれたのがとても印象的だと言っていた。
ちなみにイギニョもブラジル人なのであるが、あまりブラジル人ぽくない。
喋るときは喋るけど、基本心開くまで時間かかるし、人見知りもするタイプ。
ただでさえ身体の障害ゆえにジロジロ人に見られるから、あまり目立たないようにしているんだそう。(服も黒と紺とグレーしか着ない)
だもんで、私が彼をつくづくブラジル人だなと実感するのは、こういう危機管理意識の高さのみにおいてなのである。